ソフトボール日本・第7戦は、台風13号の影響で順延

スポーツ報知
キャプテンを務める山田

◇ソフトボール女子世界選手権 第7日 予選リーグB組 日本―オーストラリア(8日、習志野市第一カッター球場)

 世界ランク2位の日本と同4位のオーストラリアとの予選リーグ第7戦が、台風13号の影響で9日に順延された。山田恵里主将(34)=日立=は「準備はできていたが、(順延の)予測はしていた」と冷静だった。

 日本は、ここまで6戦全勝でグループ首位を走る。9日の第7戦に勝つと7戦全勝で、目標のB組首位通過が確定する。

 順延の決定は開始時刻の45分前。観客もすでに駆けつけていた。グラウンド整備は16時に始まり、総勢35人が全身を泥だらけにしながら急ピッチで進めていた。この日は、他の試合も場所や時間が大幅に変更された。世界ランク1位の米国は18時から成田市のナスパ・スタジアムで予定されていたが、10時から市原市のゼットエーボールパークに変更。日本戦を含め4試合が9日に順延となった。

 日本は午前9時から3時間、室内で打撃練習を中心に調整を行い、16時30分に球場入りした。先発予定だった藤田倭(やまと・27)=太陽誘電=は午前中に30球、球場入りしてからもブルペンで投げ込んだ。「投げない日があるのは不安。投げられたし、いい感覚をつかんでいる」と充実の表情だった。

 打線の援護がカギだ。各組の上位4チームが進出する決勝トーナメントは10日から行われる。順延により決勝T初戦と連戦になったが、山田は「投手陣には負担がかかる。バッター陣が打って点を取ってピッチャーを楽にしたい」と意気込んだ。

 A組は1位が世界ランク1位の米国、2位が同6位のプエルトリコに決定した。日本は第7戦に勝利するとプエルトリコと、負けた場合はB組2位となり、最大のライバル・米国と初戦でいきなり激突することになる。山田は「なにがなんでも、勝ちにこだわりたい」と気合を入れ直した。

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