アジア大会　バド桃田初戦はまさかの…

◆ジャカルタ・アジア大会（１９日）

　バドミントンの男子団体１回戦が行われ、第３シードの日本はマレーシアと対戦。１８年世界選手権金メダルの桃田賢斗（２３）＝ＮＴＴ東日本＝は、第１シングルスでリュー・ダーレンを２１―１３、２１―１４のストレートで下した。世界選手権準決勝（４日）で勝って以来の再戦。当時痛めていた腹筋も完治し、この日はスマッシュでの積極的な攻撃も光った。

　快勝の一方で、客席にはまさかの光景が広がっていた。約７０００人収容だが、インドネシアの試合が午後に組まれたこともあって、客入りはまばら。関係者を除くと、午前９時の試合開始時の観客はわずか１０人余りだった。「インドネシアのファンは熱狂的で、シャトルの音も聞こえないくらい」と話していたが、団体１回戦は想定外の雰囲気に包まれた。第２ゲーム中盤には観客も１００人ほどに増え、粘り強いラリーや強打で喝采を浴びていた。

　団体戦はシングルス３試合、ダブルス２試合の計５試合のうち、３勝を挙げたチームが勝ち上がる。