バスケ買春4選手謹慎 Bリーグ大河チェアマン謝罪「他競技にも迷惑かける不祥事」

スポーツ報知
20日、緊急記者会見で謝罪する4選手ら

 ジャカルタ・アジア大会のバスケットボール男子日本代表4選手が買春行為で代表認定を取り消された問題で、4選手が所属するBリーグの各チームは21日、日本協会から正式な処分が科されるまで、当該の選手を謹慎させると発表した。発表したのは永吉佑也(27)が所属する京都、橋本拓哉(23)の大阪、今村佳太(22)の新潟、佐藤卓磨(23)の滋賀。Bリーグと協議して決めたとした。

 Bリーグの大河正明チェアマン(60)は都内で記者会見し「他の競技団体にも迷惑をかける不祥事。Bリーグとしておわび申し上げたい」と謝罪。前日(20日)の日本協会の謝罪会見で三屋裕子会長(60)が「敗者復活のようなものを作ってあげたい」と再生サポートへ意欲を示したが、大河チェアマンは「私個人としては敗者復活うんぬんはまだ早い。まず何が起こって、責任を誰が取るか。反省から入るべき。責任を取って、そこからが第一歩。まずは反省」と見解を述べた。9月5日の協会理事会で処分が決まった後、リーグとしての対応を決める。

 Bリーグは発足時から研修を実施し、プロとしての心構えなどを説いてきた。昨年からは選手の相談役となるメンター(助言者)制度も導入していたが、大河チェアマンは「結果として今回のことが起きた。選手、クラブとの向き合い方がまだまだ未熟」と語った。

 4選手は16日のカタール戦後の午後10時すぎに日本選手団の公式ウェアを着て選手村から外出。日本食店で食事や飲酒をした後、紹介された別の店の女性を伴ってホテルに入り、不適切な行為に及んだ。選手団から追放されて、20日に帰国した。

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