【全米テニス】世界ランク44位のカネピ、1位のハレプを破る

スポーツ報知

◆テニス 全米オープン第1日(27日、米ニューヨーク) ▽女子シングルス1回戦K・カネピ(エストニア)2(6―2、6―4)0S・ハレプ(ルーマニア)

 女子シングルス世界ランク44位のカイア・カネピ(33)=エストニア=が、同1位で第1シードのシモナ・ハレプ(26)=ルーマニア=を破る番狂わせを演じた。全米オープンで女子シングルスの第1シードが初戦敗退を喫するのは史上初めて。

 ハレプのリターンがラインを割って勝負が決まると、カネピは陣営席に向かって両手を挙げて喜んだ。「前に対戦した時(14年ドーハでフルセット負け)を思い出して、同じように戦おうと思っていた」と話した通り、攻めに攻めを重ねるスタイルを展開。凡ミスの数は28本でウィナー(決定打)も26本。強振を貫き通して堅守を誇るハレプを攻略した。

 劣勢の女王に多くの声援が飛んだことも「普通、格下の選手を応援してくれるでしょ?なんでだろうと感じたし、ちょっと惑わされた。けれど第2セットで4―4になってから、もう一度積極的に打って以降と思えた」とプラス思考で乗り切った。

 昨年は3回戦で大坂なおみ(日清食品)を退け準々決勝まで進出した実績がある。「ニューヨークは大好き。コートも自分に合っている。雰囲気も好き。暑くて湿気のある気候も好き」という。ベテランの快進撃は今年も続きそうだ。

スポーツ

×