大坂なおみ、サーブ苦戦も貫禄白星「相手の追い上げを止めて勝てた」

スポーツ報知

◆テニス 全米オープン第2日(28日、米ニューヨーク) ▽女子シングルス1回戦 大坂なおみ(日清食品)2(6―3、6―2)0L・シグムンド(ドイツ)

 【ニューヨーク28日=大和田佳世】女子シングルスでは大坂なおみ(20)=日清食品=がラウラ・シグムンド(30)=ドイツ=をストレートで退けた。

 大坂が貫禄のストレート勝ちで初戦を突破した。唯一のピンチは第1セットで5―1とリードしてからブレイクを許し、悪い流れになりかけた場面。「2ゲーム連続でブレイクされる確率は低い」と余裕をもって構え、スライスサーブで相手を崩した。会見で「相手の追い上げを止めて勝てた」と話す姿からは、昨年3回戦で敗れ涙した弱さは消えていた。

 得意のサーブは苦戦した。打つまでの制限時間25秒を超えて注意を受け、リズムを崩した。第1サーブが51%と低かったが、得点率は75%と高く「自分の試合の大きな要素」として支えになった分、修正も必要になる。

 一時は周囲の期待が重圧になり、自分で自分にプレッシャーをかけてしまい「テニスが仕事」と感じることもあった。「今はもう以前のような楽しむ気持ちを取り戻している」と明るさも戻っている。J・グルシュコ(イスラエル)との2回戦も勝利だけを考えて臨む。

スポーツ

×