第３日も午前１１時に３０度超え…「エクストリーム・ヒート・ポリシー（酷暑対策）」を今後も適用

◆テニス　全米オープン第３日（２９日、米ニューヨーク）

　大会を主催する全米テニス協会は２９日、２８日午後に急きょ男子シングルスの試合に対して設定した「エクストリーム・ヒート・ポリシー（酷暑対策）」を今後も適用すると発表した。

　女子シングルスでも第２、３セットの間で１０分の休憩が設けられる。両選手がともに不要と判断した際は試合が継続される。

　この日も第一試合が始まった午前１１時の時点で３０度を超え、湿度も６０％以上と蒸し暑い状態が続いている。

　また第２日にＡ・コルネ（フランス）がコート上でウエアを着替えてコート・バイオレーションを宣告されたことに関し、今後はコート上で椅子に座った状態でウェアを着替えることが認められることが決まった。女子選手はコート近くのトイレなどでの着替えが可能になり、トイレットブレイクとは見なされない。コルネは第２セット終了後、ヒートポリシーによる休憩でコートを離れ、ウェアを着替えて戻ってきた。ところがプレー再開直前に前後逆に着ていたことに気付き、コート後方でスポーツブラ姿になって着直した。その行為が規定違反とみなされた。ポイントに影響はなかったが敗退している。