錦織、2回戦に向け練習コートで調整 ショット、リターンを確認

スポーツ報知
2回戦の試合前に練習した錦織

 テニスの4大大会全米オープン第4日(現地時間30日)のナイトセッションが午後7時(日本時間31日午前8時)から始まる。2番目に大きいルイ・アームストロング・スタジアムで行われる男子シングルス2回戦で、第21シードの錦織圭(28)=日清食品=がガエル・モンフィス(31)=フランス=と対戦する。

 錦織は現地時間午後4時30分から30分、練習コートで軽く調整した。ヒッティングパートナーを相手に約15分ショットの感覚を確かめた後、マイケル・チャン・コーチがコート中央寄りから放つサーブに対してリターンを約10分繰り返した。立ち位置を変え、フォア、バックとも丁寧に当てることを意識している様子だった。

 1回戦では左利きのビッグサーバー、マルテラー(ドイツ)に対し74%と高いリターンイン率をマークした。「すごく冴えていた。自分の攻撃パターンにできていた」と満足の出来で第1セット第1ゲームからブレイクに成功して勢いに乗った。過去3勝1敗のモンフィスに対しては「長いラリーを好む選手。毎回長い試合にはなる」と分析。「何かを変えてプレーしたい。作戦を考えて、いつもと違うプレーで攻略したい」と話しており、早い展開での勝負を匂わせている。対するモンフィスは座骨神経痛の影響で前哨戦2大会を回避。1回戦の序盤は動きが重く、足の動きが悪かったことを認めている。「フリーポイントでポイントを重ねたい」と話しており、長いラリーは避けたいよう。1回戦でもサービスエース12本を決め、平均ラリー回数は3・79。互いの思惑と戦略がどうぶつかり合うかが見ものだ。

 試合の模様はWOWOWライブで生放送、WOWOWメンバーズオンデマンドでライブ配信される。

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