錦織3回戦進出…モンフィスが負傷途中棄権、次は21歳シュワルツマンと

スポーツ報知

◆テニス 全米オープン第4日(30日、米ニューヨーク) ▽男子シングルス2回戦錦織圭(日清食品)1(6―2、5―4棄権)0G・モンフィス(フランス)

 第21シードの錦織圭(28)=日清食品=は、第2セット途中でガエル・モンフィス(31)=フランス=の棄権により3回戦に進んだ。

 2番目に大きいルイ・アームストロング・スタジアムのナイトセッション第1試合は思わぬ幕切れを迎えた。第2セット第7ゲームの最初のポイントで、互いにネット前に詰めて打ち合った際に、錦織のフォアハンドが至近距離でモンフィスのラケットに当たった。モンフィスは右腕を何度か振るような仕草をしてプレーを続行したが、15―15の第1サーブを打った時点で緊急のメディカルタイムを要求。治療を受けてプレーに戻った。

 3―4になった時点で、再度メディカルタイムを使って右手をグルグルにテーピングで固めて試合を続けた。第9ゲームでサーブを打ったが痛みに顔をゆがめ球速が134キロしか出ず、ブレイクされた時点で棄権を申し入れた。

 錦織は3回戦で第13シードのディエゴ・シュワルツマン(21)=アルゼンチン=と対戦する。両者は過去に2度対戦し錦織の2勝。いずれもクレーでフルセットまでもつれている。大会前に練習した際は「彼と練習すると自然とストローク戦が長くなるのでいい感覚をつかめるから好き。でも試合ではあんまりやりたくない」と印象を話している。

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