【全米テニス】大坂なおみ、涙の8強入りに「歴史の一部になれたのはうれしい」

スポーツ報知

◆テニス 全米オープン第8日(3日、米ニューヨーク) ▽女子シングルス4回戦大坂なおみ(日清食品)2(6―3、2―6、6―4)1A・サバレンカ(ベラルーシ)

 第20シードの大坂なおみ(20)=日清食品=が、4大大会初の準々決勝進出を果たした。男子シングルスの錦織圭(28)=日清食品=とそろっての8強で、日本男女シングルスでは95年ウィンブルドンの松岡修造、伊達公子以来23年ぶりの快挙となった。

 相手のアリーナ・サバレンカ(20)=ベラルーシ=が一打ごとに声を出し気迫を前面に押し出してくるのに対し、大坂も「カモン!」と何度も声を上げた。第3セット第8ゲームは0―30からブレイクに失敗しいら立ちをみせたが、第9ゲームは2本のサービスエースを決めてラブゲームキープ。大歓声に迎えられた第10ゲームは、0―40と3度のブレイクチャンスがありながら決めきれず。強気なリターンを2本続けて入れマッチポイントをつかむと、相手のダブルフォルトで勝利が決まり、喜びの涙があふれた。

 ◆なおみに聞く

 ―錦織と歴史を作った

 「ウィンブルドンで圭が本当にいい戦いをしたのを見て、刺激を与えてもらった。いつも彼についていこうと思っていて、歴史の一部になれたのはうれしい」

 ―今日のゲームプランは

 「彼女はサーブが良くてハードヒットしてくるので、第2サーブを攻めてくるだろうと思っていた。基本的には想像通りの試合展開だった」

 ―泣いた理由は

 「うれしくて泣いた。ここに悪い思い出(2年連続3回戦敗退で泣いた)があるだろう、と言う人がいたし、いつも4大大会でプレーする時に3回戦より上にいけるの?とも聞かれた。今年の全豪で4回戦に行った時も、これ以上勝ち進めるの?それとも4回戦止まり?と聞かれた。いつも準々決勝、それ以上にいくことを夢見てきた。自分の目標の1つを達成できて誇らしい」

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