【全米テニス】錦織、大坂とアベック4強「素晴らしいニュース」

スポーツ報知

 ◆テニス 全米オープン第10日(5日、米ニューヨーク) ▽男子シングルス準々決勝錦織圭(日清食品)3(2―6、6―4、7―6、4―6、6―4)2M・チリッチ(クロアチア)

 第21シードの錦織圭(28)=日清食品=が、14年決勝で敗れたマリン・チリッチ(29)=クロアチア=に雪辱し、2年ぶりの準決勝進出を決めた。先に勝ち上がっていた大坂なおみ(20)=日清食品=と、史上初の日本男女同時4強となった。

 第1セットは相手のサービスゲームで3ポイントしか奪えず2―6で落とした。第2セットも先にブレイクを許し、2―4となったところでリターンの精度が上がりラブゲームでブレイクに成功。タイブレイクにもつれた第3セットは、相手のダブルフォルトもあり奪取。第4セットは奪い返されたが、最終セットは5―4の第10ゲームで再びリターンからプレッシャーをかけ、焦る相手のミスを誘ってマッチポイントに。ワイドへのサーブを完全に読み切ってフォアハンドのリターンエース。4時間8分、フルセットの激闘を制した。

以下、会見での主な一問一答

 ―試合を振り返って

 「彼のスタートがすごく良かった。第2セットの2―4になって、もう少し振っていこうと思っていいテニスができた。今大会で初めてこんなに競った試合だった。自信が得られた」

 ―第5セットを取り切れた

 「気持ち的には下がったりはしていなかった。なるべくクヨクヨせず、やらなきゃいけないテニスを心がけることだけを考えてやっていた」

 ―大坂とそろっての4強

 「2人で準決勝にいけることは素晴らしいニュース。日本でも試合を見てくれたり、現地まで応援に来てくれたりしている。彼女はBNPパリバ・オープン(3月、米インディアンウェルズ)も勝ったし、大きなチャンス。自分にとってもうれしい」

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