宮川紗江側、体操協会パワハラ第三者委に待った…委員長と塚原夫妻に“つながり”

スポーツ報知
宮川紗江

 体操女子で2016年リオ五輪代表の宮川紗江(18)が指摘した、日本協会の塚原千恵子強化本部長(71)、塚原光男副会長(70)のパワハラ疑惑を調査する第三者委員会のメンバー決定を受け、宮川サイドがメンバーの再考を日本協会に申し出ることが8日、分かった。

 第三者委員会の委員長に就任した岩井重一弁護士は、朝日生命が株主になっている会社の顧問弁護士も務めている。7日の会見では塚原夫妻が運営する朝日生命体操クラブとの利害関係を指摘され、「影響を受けることは全くない」と完全否定。だが、宮川の代理人を務める山口政貴弁護士は「こちらも100%、第三者委員会を信用したい。宮川選手や両親にも確認しました」と説明した。

 第三者委員会は10日から聞き取り調査を開始する予定。日本協会の山本宜史専務理事(54)は10月25日開幕の世界選手権(カタール・ドーハ)も考慮し、「今月中には結果を出したい」としていたが、岩井氏は「1か月半~2か月かかることもありえる」と、長期化を示唆していた。

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