大坂なおみ「今はアイスクリームを食べたい」

女子テニスの大坂なおみ(20)=日清食品=が8日(日本時間9日)、ニューヨークで行われた全米オープンのシングルス決勝で元世界ランキング1位のセリーナ・ウィリアムズ(36)=米国=を6―2、6―4で破って初制覇し、四大大会シングルスで日本テニス史上初の快挙を成し遂げた。アジア勢初の全米制覇となり、優勝賞金380万ドル(約4億2180万円)を獲得した。大坂は試合後、中継局のWOWOWのインタビューに応じ、視聴者に喜びを伝えた。
―夢に見てたセリーナとの決勝戦は夢と一緒でした?
「うん、一緒」
―お母さんと抱き合った時は何と言ったか
「色々、今まで人生の感謝を込めて『ありがとう』の一言」
―今日の試合のカギは
「スロースターター。出だしを積極的に行ったのは良かった」
―コーチのアドバイスか
「もちろん。でも、とにかく走らなければいけないという覚悟はできていた」
―試合会場はアウェーだった
「会場に入る間の時点でアウェーは分かっていた。それよりも彼女と戦うことは名誉だと言い聞かせていた」
―第1サーブの重要性
「セリーナのリターンは強みですが、いいサーブを入れなくちゃいけないと思っていたけど、いい所に入れる自信はあった」
―セレモニーでセリーナは何と言葉をかけられた
「『あなたは勝者にふさわしい選手で、その幸せを感じてほしい』と言ってくれた」
―トロフィー落としそうになった
「ほとんど落としていた」
―試合後にバナナ食べていたけど
「習慣だから」
―次の夢は
「次のグランドスラム優勝を狙う」
―今したいことは
「アイスクリームを食べたい。この2週間は食べていない」
―日本のファンに
「応援してくれてありがとうございました。日本で最近起こったことは私の耳に届いています。台風とか地震とか。お大事になさって下さい」