ジョセフHC、仕上がりは「67%」ラグビーW杯日本大会まで1年

スポーツ報知
ジョセフHC

 史上初の8強入りを目指す日本代表を指揮するジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、48)は、19年ラグビーW杯日本大会の本番まで1年に迫ったチームの仕上がりを「開幕戦当日が100%なら67%」と評する。

 15年大会で歴史的3勝を挙げたエディー・ジャパンはパワーと80分間走り切るスタミナが重視されたが、今代表のハードルはさらに高い。防御で崩して速攻に転じるスタイルを遂行できる「スピード」と「瞬発力」を求める指揮官は「相手の防御が間に合わないぐらいの展開をしないとベスト8には入れない。選手には一貫性を求める」と話す。

 ジョセフ・ジャパンの伝統上位国(ティア1)との対戦成績は1勝1分け6敗。昨年11月はフランス代表に敵地で引き分け、今年6月にイタリア代表に1勝1敗で手応えを得た。今年最大のターゲットは、11月に対戦しW杯史上初V3を狙う世界ランク1位のニュージーランドと、日本代表前HCのエディー・ジョーンズ氏率いる同4位のイングランドだ。「両チームとも日本代表戦にトップ選手は出さないだろう。勝機が舞い込むチャンスはある」と大金星を狙う。

 代表候補は19年までに代表資格が得られる外国籍選手を含む50人前後が対象。スーパーラグビーのサンウルブズやトップリーグから選び、30人前後が派遣される今秋のイングランド遠征を経て主軸を絞り込む。

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