桃田賢斗が快挙…日本男子初の世界ランキング1位が正式発表

スポーツ報知
世界ランク1位になった桃田賢斗

 世界バドミントン連盟(BWF)は27日、最新の世界ランキングを発表。男子シングルスで18年世界選手権金メダルの桃田賢斗(24)=NTT東日本=が日本男子初の世界ランキング1位に就いた。

 桃田は16年4月に自己最高位となる2位をマークした直後、違法賭博への関与が発覚し、世界ランキングも抹消された。無期限出場停止処分が解けた後の17年7月から国際大会へ復帰し、282位で復活。今夏の世界選手権優勝や9月のジャパン・オープン優勝などで着実に高ポイントを稼ぎ、20日に最高位タイとなる2位に浮上。23日まで行われた中国オープンで準優勝し、前週まで1位だったV・アクセルセン(デンマーク)を逆転した。

 一度は自らの過ちで選手生命の危機にありながら、「感謝」の二文字を胸に力強く立ち直った。NTT東日本で指導する須賀隆弘監督も「大変な偉業であり、喜ばしいことです。現在の桃田が在るのは、苦しい時期にも色々な方々に支えられ、そしてご指導をいただいた結果であると思っております。この結果に満足することなく、これからも感謝の気持ちを決して忘れることなく、真摯にバドミントンに向き合うことが大事なことだと考えています。目の前の試合に対し全力プレーで臨み、プレーだけではなくコート外においても尊敬される目標とされる選手になってほしいです」と同社を通じ、コメントを寄せた。

 桃田は現在、韓国オープンに出場中。27日の準々決勝では、アントンセン(デンマーク)と対戦する。

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