【Bリーグ】仙台、リベンジ1勝!沢辺、日本人最多15得点

スポーツ報知
シュートを打つ仙台・沢辺。日本人最多15得点を挙げた

◆プロバスケットボール B2リーグ第1節 仙台79―67福島(30日。宝来屋郡山総合体育館)

 仙台89ERSが福島ファイヤーボンズに79―67で勝ち、今季2戦目で初勝利を挙げた。シューティングガード沢辺圭太(23)が攻守に積極的なプレーをみせ、15得点で勝利に貢献。福島は序盤にリードしたが、中盤以降はミスからの失点が続き、連勝を逃した。

 開幕2戦目で日本人選手が存在感を発揮した。B1大阪から今季新加入の沢辺が、184センチながら2メートル超の外国籍選手が構えるゴール下への果敢な切り込みや、粘り強く体をぶつけるなど攻守で貢献。両軍日本人最多となる15得点に「アタックするのが自分の仕事。昨日(29日)はできなかったので、できてよかった」と胸を張った。

 指揮官の“叱責”が響いた。福島と対戦した29日の開幕戦は72―79で敗戦。桶谷大ヘッドコーチ(HC、40)は試合後、「戦いにいく準備が欠けていた」「日本人のところで負けていた」と手厳しかったが、それは選手たちも痛感していた。

 昨季も大阪で桶谷HCとプレーした沢辺は、「雰囲気作りが大事なのは大阪時代から言っていたこと」と反省。試合と関係ない会話を減らし、ロッカールームからチーム全員で戦う雰囲気を作って臨んだ。沢辺自身も「攻撃から守備へと意識を変えた」と、守備から攻撃につなげることを意識。試合は第3クオーターに38―37と逆転して勢いに乗ると、その後はリードを許さず、得点を積み重ねた。

 桶谷HCは「泥臭いことをやろうとしていた。守備からリズムをつかんでくれた」と評価。次戦は5日のホーム開幕・西宮戦(ゼビオアリーナ仙台)だ。沢辺は「役割を常にまっとうしていくことが(チームを)勝たせることにつながる」と決意。目標のB1昇格まで、プレーでチームを引っ張っていく。(有吉 広紀)

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