長岡望悠、男子顔負け強烈スパイク!チーム最多20得点で日本2次L進出決定

スポーツ報知
第3セット、ポイントを決め喜ぶ日本選手たち

◆バレーボール女子 世界選手権第5日 日本3―0 カメルーン(3日、横浜アリーナほか) 

 1次リーグ(L)A組で世界ランク6位の日本は同18位のカメルーンに3―0で勝利。A組3位以上が確定し2次L進出が決まった。昨年3月の左ひざ前十字じん帯断裂から8月に全日本に復帰したばかりの長岡望悠(みゆ、27)=久光製薬=が第2セットからの出場ながらチーム最多の20得点を挙げた。4日は1次L最終戦で同13位のドイツと対決する。

 サウスポーエースの長岡が本領を発揮した。チーム最多の20得点で、強烈なスパイクは男子顔負け。豪快なジャンプサーブなどで得点を奪い、勢いを加速させた。ミスの多かった第1セットの嫌な流れを断ち切り、ストレート勝ちに貢献。「流れを作る点を取りたかった。前のメキシコ戦(1日)より良くなっている」と仕事を全うした。

 昨年3月に前十字じん帯を断裂。「ああ、そうなるのか」と落胆した反面、1年間コートから離れ「改めてバレーが好きだな、楽しいなと思えた」と競技への思いは強くなった。初先発したメキシコ戦ではチーム最多の14得点も「出来は50%」。この日も「2%くらい上がったかな。プレーの判断の質を上げたい」と貪欲な姿勢は変わらない。2次Lには1次Lの成績が持ち越されるため“消化試合”のドイツ戦も重要。「勝ち点3を取る。もっともっと点も取る」と覚悟をにじませた。(小林 玲花)

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