創部60年目のリコー卓球部が全日本団体初V

スポーツ報知
決勝で2勝した有延

 卓球の全日本選手権団体の部が14日、茨城・池の川さくらアリーナで行われ、男子はリコー、女子はジュニアナショナルチームがともに初優勝を飾った。

 リコーは準決勝、決勝ともラストの5人目までもつれ込む激戦を制した。準決勝は全日本大学選手権優勝の専大と対戦。2勝2敗で迎えた鹿屋良平が、専大・郡山北斗にゲームカウント0―2と追い込まれながら、3ゲームを連取。奇跡的な逆転勝利を収めた。

 東京アートとの日本リーグ勢同士の対戦となった決勝は、24日開幕の新リーグ「Tリーグ」にも琉球アスティーダから参戦する有延大夢が、2勝を挙げる活躍を見せた。2人目で大矢英俊を下すと、4人目でT.T彩たまから参戦予定の高木和卓との“Tリーガー対決”にも3―1で勝利。2勝2敗となった5人目は、鹿屋が大矢をフルゲームで破り、再びラストで大仕事をやってのけた。

 今年で創部60年目を迎えるリコーは、6月の日本リーグ前期大会で悲願の初優勝を飾った。有延がエース対決を制し、ラストで鹿屋が勝負強さを発揮する必勝パターンは、今大会でも健在だった。節目のシーズンに初めて2つのタイトルを獲得。3冠をかけて挑む日本リーグ後期大会は、19日に琉球アスティーダとのアウェーマッチ(沖縄市体育館)、11月2日にクローバー歯科とのホームマッチ(リコー大森会館)を迎える。

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