大坂なおみファイナル20時から注目の最終戦抽選
女子テニスのツアー年間成績上位8人のみが出場できる最終戦、WTAファイナルズ(21日開幕・シンガポール)の組み合わせ抽選が19日19時(日本時間20時)から行われる。全米オープン優勝で世界ランク4位の大坂なおみ(21)=日清食品=は、日本女子シングルスで2003年杉山愛以来3人目の出場を果たす。1次リーグは4人2組に分かれて総当たり戦を行う。各組上位2人が決勝トーナメントに進出する。他の出場7選手の今季実績と、大坂との対戦成績は以下の通り。
▽アンゲリク・ケルバー(30)=ドイツ= 16年の年間世界ランク1位。昨季の不調を脱し、今年の4大大会は全豪4強、全仏8強、ウィンブルドン優勝、全米3回戦と最も安定した成績を残している。
大坂から見た対戦成績:1勝3敗
17年全米OP1回戦 〇6―3、6―1
東レ・パンパシフィックOP1回戦 ●3―6、4―6
中国OP1回戦 ●2―6、5―7
18年ウィンブルドン選手権3回戦 ●2―6、4―6
▽キャロライン・ウォズニアッキ(28)=デンマーク= 前回優勝者。全豪で4大大会初制覇を果たし、6年ぶりに世界ランク1位に返り咲いた。夏のハードコートシーズンは故障が相次いだが、中国OPで優勝し勢いをつけた。
大坂から見た対戦成績:0勝2敗
16年東レ・パンパシフィックOP決勝 ●5―7、3―6
17年エイゴン国際2回戦 ●2―6、6―7
▽ペトラ・クビトバ(28)=チェコ= 今大会は初出場で優勝した11年から15年まで5年連続で出場していた。今年はマドリードOP(5月)など年間5勝を挙げ、2年ぶりに戻ってきた。
大坂から見た対戦成績:対戦なし
▽スローン・スティーブンス(25)=米国= 昨年の全米女王は、3月のマイアミ・オープンで初めて4大大会に次ぐ格のプレミア・アマンダトリー大会を制し、初めてトップ10入り。全仏で準優勝した。
大坂から見た対戦成績:0勝1敗
16年メキシコOP準々決勝 ●3―6、5―7
▽エリーナ・スビトリナ(24)=ウクライナ= 今季初戦のブリスベーン国際を含む今季3勝。
大坂から見た対戦成績:2勝3敗
14年ジャパン女子OP2回戦 ●6―3、3―6、4―6
16年全豪OP2回戦 〇6―4、6―4
東レ・パンパシフィック・オープン準決勝 〇1―6、6―3、6―2
18年ドバイ・デューティーフリー選手権 ●2―6、4―6
マイアミOP2回戦 ●4―6、2―6
▽カロリナ・プリスコバ(26)=チェコ= 昨夏7週世界ランク1位に就き、今年も全豪、全米で準々決勝まで進出した。大坂の凱旋優勝を阻んだ東レ・パンパシフィックOPなど今季2勝。
大坂から見た対戦成績:1勝2敗
17年ロジャーズ杯3回戦 ●2―6、7―6、0―1(途中棄権)
18年BNPパリバOP準々決勝 〇6―2、6―3
東レ・パンパシフィックOP決勝 ●4―6、4―6
▽キキ・ベルテンス(26)=オランダ= 世界ランク1位シモナ・ハレプの棄権により、繰り上がりで初出場をつかんだ。8月のウエスタン・アンド・サザンOPでは今大会出場のウォズニアッキ、スビトリナ、クビトバを破り優勝している。
16年メキシコOP1回戦 〇6―4、6―2