【Tリーグ】名古屋・小田代表、15分で参戦決断「ノーと言わない男」

スポーツ報知
「カットマンが好きなんだよね」と笑顔でポーズを取るTOP名古屋の小田悟代表

 Tリーグに女子で参戦する「TOP名古屋(トップおとめピンポンズ名古屋)」の小田悟代表(54)が、このほどスポーツ報知のインタビューに応じた。約15分で決断した参入秘話やチーム名に込めた思い、マスコットも初披露。ホームタウンの名古屋市を“卓球タウン”化する夢も明かした。チームは25日に東京・両国国技館で日本生命レッドエルフと女子開幕戦を戦う。(構成・林 直史)

 Tリーグの男女8チームのうち、最後に参戦が決まったのがTOP名古屋だった。OA機器販売や防犯セキュリティーシステムの提供などを手掛ける「株式会社トップ」の小田代表が、松下浩二チェマンから正式に要請を受けたのは1月下旬。2月7日の参戦チーム発表の直前だった。

 「最初は卓球のこともよく分からなかった。松下さんから、新しくこれからスタートすると聞いてワクワクしました。『じゃあ、私がやります』と。話を聞いて15分ぐらいで決めました。小さな子どもからお年寄りまで楽しめるというのもすごくいい。基本的にNOと言わない男ですから、松下さんに会うとまずいなと思っていました(笑い)」

 もちろんTリーグに可能性を感じたからこその決断。同社は男子ゴルフのトップ杯東海クラシックに特別協賛しており「女子で何か応援したい」という思いもあった。チームの正式名称は「トップおとめピンポンズ名古屋」。自身が命名した思い入れの強い名前だ。

 「トップのTにおとめのO、ピンポンズのPでTOP名古屋になる。松下さんに(遊戯の印象が強い)『ピンポン』はやめてもらえませんかと言われ一度は折れたけど、一晩寝て考えたら、NOと言わん私でもこれだけはダメだと。僕の思いとしては地下鉄の各駅に卓球場を作って、子どもから大人までそこに通って、みんなが元気になってほしい。そのために名前は大切だなと思ってこだわった。ゆくゆくは競技場も持てたらいいなとも考えています」

 ホームタウンの名古屋市をいずれは“卓球タウン”にと夢を抱く。そのためにも幅広い世代に親しまれる名前を貫いた。現在、公式サイトで「猫(開発中)」とされているマスコットも、このほど完成したことを明かした。チーム名同様、親しみやすいデザインだ。

 「猫のタマちゃんと卓球の球で『タマタマ』。かわいらしい感じで、いろいろなグッズも考えています。

携帯にシールを貼ったり、子どもにハンカチで持ってもらいたいですね」

 25日には女子開幕戦を迎える。

 「もうワクワクばかりだね。そこで選手の晴れ姿を見たいなって思ってます。目標は優勝しかありません。一生懸命、応援します!」

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