大坂なおみの敗因は「我慢不足」

スポーツ報知
大坂なおみ

◆WTAファイナル第2日(22日、シンガポール室内競技場) ▽1次リーグA組S・スティーブンス2(7―5、4―6、6―1)1大坂なおみ

 世界ランク4位で初出場の大坂なおみ(21)=日清食品=は、同6位のスローン・スティーブンス(25)=米国=にフルセットで敗れた。今年の全米女王と17年全米女王の対決。ともに精彩を欠いてキープに苦しみ、第1セットは第11、12ゲームをスティーブンスが取り先取。第2セットは大坂がペースを取り戻し第6ゲームで先にブレイク。第9ゲームでスイングボレーを外しブレイクを許したが、第10ゲームで再びブレイクし奪い返した。第3セットは第1ゲームでブレイクを許し失速。いいところなく敗れた。

 大坂は第2戦でA・ケルバー(ドイツ)と対戦することが決まった。24日の第1試合(日本時間午後8時30分開始)で行われる。

 以下、主な一問一答

 ―勝敗を分けたところは

 「我慢が足りなかった。彼女より凡ミスが多かった(大坂46、スティーブンス31)。そこが違いだと思う」

 ―コートはどうだったか

 「対応するのは難しかった。タイミングがずれてしまった。ベースラインから離れてしまい、自分のプレースタイルとはだいぶ違った。明日もっと練習してボールの感覚をつかみたい」

 ―観客の声援が大きかった

 「想像していなかったので驚いた。とってもうれしい。次の試合も見に来てほしい」

 ―次の試合に向けてどう準備するか

 「負けた後、5分はとても悲しかった(笑い)。負けから学ぶことは多いし、この試合で学んだことを次に生かしたいと考えるようにしている。この大会に集まっている選手は素晴らしい選手ばかり。タフな試合になるのは当然」

 ―ラケットを落としたり、膝をついたり、感情表現が多かった

 「セルフトークしていた。気持ちの浮き沈みを現すことになるから抑えた方がいいとは思うけど、我慢するのは私にとっていいことではない。誇れることではないので、次からは抑えるようにする。もし出ちゃったらごめんなさい(笑い)」

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