【Tリーグ】日本ペイントマレッツ、馮&李ら加入で戦力一気に厚み

スポーツ報知
日本ペイントマレッツの加藤美優

 国内外のトップ選手が集まる卓球の新リーグ「Tリーグ」は25日に女子が開幕する。女子で参加するのは木下アビエル神奈川(神奈川県)、TOP名古屋(名古屋市)、日本生命レッドエルフ(大阪府)、日本ペイントマレッツ(大阪市)の4チーム。栄光の初代女王を目指す各チームの参戦選手と戦力を紹介する。

 日本ペイントマレッツは開幕直前に馮天薇(シンガポール)、李皓晴(香港)らが加入し、一気に戦力に厚みが増した。関西出身の打浪優も含め、三原孝博監督(42)は「アジアの選手や地元の選手もいて、面白いチーム。それをどれだけまとめられるかは僕らの手腕にかかっている」と表情を引き締める。選手には「個性をなくさないように楽しんでほしい」と長所を最大限に生かすプレーを期待した。

 エースは馮だ。元世界ランク2位で、12年ロンドン五輪で銅メダルに輝いた実績は群を抜く。日本人選手に対しても、国際大会通算106試合で78勝と大きく勝ち越している。今季は中国超級リーグにも参戦しているが、日程が重なる場面が少ないことも追い風だ。

 日本人エースの加藤美優も、実力は世界のトップ選手に引けを取らない。幼少期から活躍し、1学年下の平野美宇、伊藤美誠らとともに“黄金世代”と称される若手の一人だ。ダブルスは田代早紀、松平志穂を軸に強化を進めている。田代も「しっかり練習できていると思います。ダブルスが1試合目なので、そこで勢いをつけられれば」と意気込む。この2人に加え、李も実績は十分。国際ペアも視野に入れ、虎視たんたんと初代女王の座を狙う。

 ◆日本ペイントマレッツ(大阪市) チーム名の由来は、創業当時の登録商標である「小槌(こづち)」の英語「マレット」を取り入れた。マスコット名は「マレットちゃん」。打ち出の「小槌」を持つ大黒様の人形がモチーフ。監督は三原孝博氏。責任企業は日本ペイントホールディングス。

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