錦織圭＆大坂なおみが混合ダブルスペア結成　公式戦での実現は「いつか…ね」

◆日清食品ドリームテニスＮＡＧＯＹＡ（２５日、愛知・日本ガイシホール）

　男子で世界ランク９位の錦織圭（２８）＝日清食品＝が、女子で世界５位の大坂なおみ（２１）＝同＝と初の混合ダブルスペアを結成。鄭現（２２）＝韓国＝、奈良くるみ（２６）＝安藤証券＝組と“痛み分け”に終わった。４ゲーム先取制の試合では０―４で敗れたが、タイブレイクは７―５で勝利した。

　世界トップ１０同士のドリームペア。序盤はミスも見られたが、タイブレイクでは攻撃的なプレーで押し切った。試合後に公式戦で組む可能性を尋ねられると、錦織は「分かりませんけど…、いつか実現するかもしれませんね」。大坂は「あはは…。練習が必要ね」と歯切れが悪かった。

　錦織はこの日、来季から使用するウイルソン製の新ラケット「ＵＬＴＲＡ　ＴＯＵＲ　９５　ＣＶ」を手にした。「このラケットに変えた１番の強みは、ボールの伸びが増えるところ。バウンド後の伸びだったり、ソフトな打球感を求めている。この２つが、良い所」。エキシビションのラリー戦を楽しむ中でも、来季へと手応えを深めている。

　１９年シーズンは、ブリスベン国際（１２月３０日開幕、オーストラリア）からスタートする。「（世界ランク）トップ１０まで戻って来られた。ロンドン（ＡＴＰツアー・ファイナル）にも出られたし、この十分過ぎる結果を糧に来季もトップ争いできるように頑張りたい」と前を向いた。