ラグビー高校日本代表候補のシンクル寛造、花園で「シード校を破りたい」

スポーツ報知
流通経済大に合格したシンクル(中)、堂薗(右)と東洋大に進む繁松

 札幌山の手で活躍するラグビー高校日本代表候補のロック・シンクル寛造(3年)はこのほど、流通経済大に合格。将来の日本代表入りを目指し、新たな舞台へと旅立つ。

 2年ぶり17度目の全国高校ラグビー(12月27日開幕、花園)出場を前に、187センチ、110キロの巨漢ロックが更に気持ちを高めた。流通経大への進学が決まったシンクルは「花園では初の2回戦突破が目標。シード校を破り、大学生活に弾みをつけたい」と笑った。

 ニュージーランド(NZ)人の父と日本人の母を持つ。中学時代はNZの強豪ファンガレイ・ボーイズハイスクールにラグビー留学。札幌山の手でも1年生からプロップ、ロックで活躍し2年時に高校日本代表候補入りした。今年の南北海道大会では弟・蓮(1年)と共に出場、優勝に貢献した。

 流通経大は関東大学リーグ戦3度優勝の強豪。今年はリーグ3位で全国大学選手権出場を決めた。強力FWを前面に出した、パワフルなスタイルはシンクルにぴったり。OBには道産子で、旭川工出身のNO8大西樹(たすく、22)=現・パナソニック=、七飯高出身のロック笠原雄太(34)=現・日野=のトップリーガーもいる。シンクルは「自分も大学でスキルを磨き将来はトップリーグ、日本代表で活躍したい」と飛躍を誓った。(聖)

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