神戸製鋼、世界一を知る男・カーター21得点!…15日決勝日本一王手

2018年12月9日6時10分  スポーツ報知
  • 神戸製鋼・カーター

 ◆ラグビー ▽トップリーグ決勝トーナメント兼日本選手権準決勝 神戸製鋼31―19トヨタ自動車(8日・花園)

 準決勝が行われ、サントリーは元オーストラリア代表SOマット・ギタウ(36)が“延長サヨナラPG”でヤマハ発動機を28―25で下し、日本選手権とトップリーグ(TL)の両大会3連覇に王手をかけた。神戸製鋼は元ニュージーランド代表SOダン・カーター(36)が21得点と活躍し、トヨタ自動車に31―19で勝利。日本選手権18季ぶり、TLは15季ぶりの優勝に王手をかけた。決勝は15日午後2時から東京・秩父宮ラグビー場で行われる。

 花園がカーター劇場と化した。2015年W杯で優勝した神鋼の司令塔は前半25分にトライを決め、キックも7本中6本成功。圧巻は24―19の後半38分だ。敵陣でタックルされると同時にゴロパント。ウィング・アンダーソンのダメ押しトライを呼んだ。1人で21得点を挙げたが「FWが前に出てくれて良い仕事ができた」と、自分のことよりもチームメートに感謝した。

 11月。大阪市内のジンギスカン料理店での神鋼OB会に首脳陣らとともに招かれた。現チームディレクターの福本正幸氏(51)ら1988~94年度日本選手権7連覇に貢献したV戦士から「当時は製鋼所の仕事後にラグビーの練習をし、再び仕事に戻っていた」という話を聞いて刺激を受けた。「神戸製鋼がどんなチームか教えてもらった。モチベーションになった」。1回戦のリコー戦(2日)の28得点に続いて大活躍だ。

 9月の対戦時は終了間際に追いつかれて引き分けたトヨタを突き放し、チームは成長を証明した。決勝へ向け「他の選手が自信をつけられるようにリーダーシップを取る」と気合十分。世界の頂点を知る男は、V奪回の瞬間を待ち望んでいる。(田村 龍一)

 ◆試合方式

 15~16年度から80分を終えて同点の場合〈1〉10分間のサドンデス方式の延長戦で、先に得点したチームが勝利〈2〉延長で決着しない場合、キッキングコンペティション(5人が蹴り成功数を競う。6人目以降はサドンデス方式)を行う。以前は高校、大学同様に〈1〉トライ数〈2〉ゴール数〈3〉抽選で決め、決勝は両チーム優勝としていた。

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