ナガマツ快勝で北都銀行が開幕戦白星 永原和可那「上に食らいつく気持ちを忘れない」

スポーツ報知
後方から強烈なショットを決める松本(左)(右は永原)

◆バドミントン S/Jリーグ(8日、富山・高岡市民体育館)

 開幕して8試合が行われ、女子で初優勝を目指す北都銀行は山陰合同銀行を2―1で下し、白星発進した。1―1で迎えた第2ダブルスで、2018年世界選手権金メダルの永原和可那(22)、松本麻佑(23)組が横山恵里香(20)、樽野恵(30)組に21―13、21―11で快勝。年間成績上位8組によるワールドツアーファイナル(12日開幕、中国・広州)に向けても弾みをつけた。

 世界女王組は攻撃の手を緩めなかった。ともに170センチ超の長身から繰り出す強打で終始圧倒。初Vへ、チームを白星発進に導いた。松本は「1―1(で回ってきた)状況は考えず、チームとして戦う上で自分たちのプレーを出すことを意識した」。佐々木翔監督(36)も「来週のワールドツアーファイナルへも、上を向いていけると思う」と背中を押した。

 今夏の世界選手権を制し、世界ランクも3位。「我慢してラリーする力がついた」と松本は手応え。ただ、世界10位の桜本絢子(23)、高畑祐紀子(20)=ともにヨネックス=組ら新顔も続々台頭し、息をつく暇はない。永原は「初心に帰り、上に食らいつく気持ちを忘れないようにしたい」とうなずいていた。

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