世界9位の西本拳太が風格漂う快勝 S/Jリーグ開幕2連勝に貢献

スポーツ報知
トナミ運輸の開幕2連勝に貢献した西本拳太

◆バドミントン S/Jリーグ(9日、富山・高岡市民体育館)

 6試合が行われ、男子で3連覇を目指すトナミ運輸は、JTEKTを3―0で下し、開幕2連勝を飾った。

 1―0で迎えたシングルスで、世界ランキング9位の西本拳太が、松村健太に21―16、21―13のストレートで快勝。「海外にはもっと強い選手もたくさんいるから、今日の試合も、もっといい内容で勝ち切りたかった。今後も自分の試合をしっかりして、勝ち星で貢献していきたい」と18年ジャカルタ・アジア大会銅メダリストの風格を漂わせた。

 2日閉幕の全日本総合選手権では、決勝で世界ランク1位の桃田賢斗(NTT東日本)とフルゲームの熱戦を演じた。「久々にワクワクした楽しい試合だった。拍手もすごくて、入場した時には幸せだな、と思った」。死闘の末に1―2で敗れて準優勝となったが、次への確かな活力になった。

 年間成績上位8人によるワールドツアーファイナル(12日開幕、中国・広州)の出場権は得られなかったが、今季は自身初の世界ランクトップ10入りを果たす躍進のシーズンになった。「結果として成長できている。いい意味にとらえて、もっと上を目指していきたい。いい(試合)内容と思っても欠点は必ずあるので、見逃さないようにしていきたい」と細部にまでこだわり抜いた理想のプレーを追求していくつもりだ。

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