張本智和、初の4強進出「勝負強くできた」 ワールドツアー・グランドファイナル

スポーツ報知
張本智和

 卓球のワールドツアー・グランドファイナルは14日、韓国・仁川で第2日が行われ、男子シングルスで世界ランク5位の張本智和(エリートアカデミー)が準決勝進出を決めた。準々決勝で15位の張禹珍(韓国)に4―1で快勝。8強だった昨年の成績を上回った。

 韓国開催とあって、地元の張が得点を挙げる度に歓声が沸き起こる中で、バックハンドを主体に冷静に攻撃を組み立てた。「完全アウェーで本当に厳しい戦いになると思った。1ゲーム目を9―10から逆転で取って、そこから勝負強くできた」。第1ゲームを先取され、フルゲームで敗れた昨年の準々決勝・オフチャロフ(ドイツ)戦の反省も生かし、初の4強入りにつなげた。

 準決勝は世界1位の樊振東(中国)と6位のカルデラノ(ブラジル)の勝者と戦う。樊との対戦が実現すれば、4月のアジア杯で勝って以来だ。「(樊と)アジア杯からずっと試合がしたかった。この大舞台で勝って決勝につなげられたら一番いい。ノンプレッシャーで思い切ってぶち当たりたい」。再戦を心待ちにし、会場を後にした。

スポーツ

×