【高校ラグビー】国学院栃木・石母田、震災乗り越え恩返し

スポーツ報知
ボールを持って走る国学院栃木・石母田健太

◆全国高校ラグビー第2日 ▽1回戦 国学院栃木59―7若狭東(28日・花園ラグビー場)

 1回戦11試合が行われ、初出場の桐生第一(群馬)が、今大会初の100得点超えとなる110―0で米子工(鳥取)を破った。30日の2回戦から、前回大会準優勝でAシードの大阪桐蔭(大阪第1)などシード校が登場する。

 国学院栃木のフッカー石母田(いしもだ)健太は両親が応援に駆けつける中、後半4分に感謝のトライを決め、勝利に貢献した。宮城・女川出身で小学4年時の2011年に東日本大震災を経験。自宅は全壊し、祖母が行方不明に。避難所の体育館で約3か月生活した。一時は競技をあきらめかけたが、多くの支えがあり、プレーを続けている。「感謝しかない。花園で活躍することが恩返しになる」と感慨深げだった。

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