【高校ラグビー】早実、伝統の「赤黒」ジャージーで完敗 大谷監督「トップレベルの壁思い知った」

スポーツ報知
流通経大柏に敗れ、整列する早実フィフティーン

◆全国高校ラグビー第3日 ▽2回戦 流通経大柏53―0早実(30日・花園ラグビー場)

 79大会ぶりに出場し、1回戦では史上最長となる87大会ぶりに白星を挙げた早実(東京第1)が、Bシードの流通経大柏に完封負けを喫した。序盤から攻め立てられ、9トライを献上。持ち味の展開力を見せることができず、大谷寛監督(41)は「気持ち以外、完敗ですね。トップレベルの壁を思い知りました。どう転んでも崩しても今のレベルだと太刀打ちできないぐらいの完敗」と脱帽するしかなかった。

 大会前の代表者会議では初戦と同じ白のセカンドジャージーで戦う予定だったが、相手との兼ね合いもありファーストジャージーである伝統の「赤黒」を着ることが急きょ決まった。1回戦の名護戦で3トライを決めたウィング今駒有喜(3年)も「赤黒を着る以上は勝たなきゃいけないという思いだった」と気合十分だったが、悔しい敗戦となり「負けてしまって、応援してくれた方に申し訳ないし悔しい」と涙をぬぐった。

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