【Bリーグ】富山、一丸で新年連勝 水戸健史キャプテン「幸先がいい」

スポーツ報知
2連勝に導き、チームメートに手荒い祝福を受ける葛原(手前)

◆B1リーグ第18節 富山グラウジーズ94―87渋谷(6日・富山市総合体育館)

 中地区3位の富山グラウジーズは、94―87で東地区4位の渋谷を下し、新年2連勝を飾った。序盤から接戦が続き、第4クオーター(Q)には2度のテクニカルファウルを受けたが、チームは一致団結。終盤のファウルゲームも乗り切り、26本のフリースローを決めて勝ちきった。

 最後までハラハラドキドキのゲームは、グラウジーズがチーム力で勝利した。得意のドライブや堅守が機能し、実力チームの渋谷を連破。シューティングガード(SG)水戸健史キャプテン(33)は「2019年を連勝でスタートを切れて幸先がいい。練習の成果が出ました」と笑顔を見せた。

 一触即発の大ピンチを乗り越えた。微妙な判定が続き、第4Q残り4分にはドナルド・ベックHC(65)が猛抗議。ベンチからも選手が飛び出し、2度のテクニカルファウルを受けた。会場が騒然とする中、選手たちはコートで円陣を組んだ。水戸は「うちのチームは審判に向かうことが多い。僕も含めて反省している」と必死になだめると、ポイントガード(PG)阿部友和(33)は「気持ちを切り替えることが大事。俺たちは勝っているんだよ」と、79―74のスコアボードを指さした。その後は落ち着きを取り戻し、集中力を保って戦い抜いた。

 今季のリーグ戦60試合中、31試合を消化。リーグトップの得点力を維持しながら、守備力も向上中だ。「このチームは勝ちに対する貪欲さがある。熱すぎるところもあるが、僕は好きです」と阿部。闘志を胸に秘め、2019年を飛躍の年にする。(中田 康博)

スポーツ

×