バスケ比江島慎、本田圭佑からの激励に「泣きそうになった」新天地・栃木から再出発

スポーツ報知
栃木に入団が決定し、会見を行った日本代表の比江島慎

 豪ブリスベン・ブレッツから、栃木に入団が決定したバスケットボール日本代表の比江島慎(28)が14日、栃木県宇都宮市内で会見を行った。

 比江島は昨年7月に、Bリーグから初となる海外移籍で世界ランク10位の強豪・オーストラリアのリーグに挑戦するも、3試合の出場、無得点と結果を残せずチームを退団することとなった。「いろんな方が応援して下さって、期待に応えられず悔しい。でもまだ、世界で(自分の力を)証明できる場があるので、今は切り替えている。急な状況にも温かく迎えてくれた栃木に感謝したい」と思いを明かした。

 オーストラリアでは、サッカー元日本代表でメルボルンVに所属する本田圭佑(32)と会う機会があった。昨年12月頃、知人を通じて会うことができ「本田選手は僕と正反対で、とてもポジティブだった。『どうすればポジティブになれるのか』『海外生活への慣れ方』とか僕の方から質問攻めをしてしまった」という。その中で1番心に響いた言葉が「『何事も楽しむことが大事』と言って下さったこと。僕自身、(試合に出れず)苦しい状況が続いて、楽しむことを忘れた時期もあった。けど、もう1度海外に来た理由を思い出し、取り組むことができた」。本田からはさらに「『Bリーグから初の海外移籍ってことは、サッカーでいうカズ(三浦知良)さんやん!もったいない。もっと楽しんでや」と声をかけられ「正直、泣きそうだった。本田選手に言ってもらえてすごく自信になった」と振り返った。日本代表の得点源でもある比江島は「もっとリーダーシップをもってやる。W杯予選も近いので、時間がない。しっかりやっていきたい」と、新天地の栃木から再出発を誓った。

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