錦織の相手「人生最高の2セットだった」

スポーツ報知

◆テニス 全豪オープン第2日(15日・メルボルン) ▽男子シングルス1回戦錦織圭2(3―6、6―7、6―0、6―2、3―0棄権)2マイクシャク

 世界ランク9位で第8シードの錦織圭(29)=日清食品=に挑んだ予選勝者の世界ランク176位カミル・マイクシャク(23)=ポーランド=は、2―0の第3セットから手から全身がつり始め、最終セット0―3の時点で棄権した。

 4大大会本戦初出場だったマイクシャクは、直線的な弾道のショットを武器に次々とポイントを重ねていった。随所で鋭いバックハンドの決定打をみせ「自分の人生で史上最高にいい出来の2セットだった」。

 しかし「第3セットの最初で指がつって、その後あちこちが動かなくなった」と一気にペースダウン。けいれんの場合はメディカルタイムアウトが認められず、エンド交代時やセット間のみ処置を受けることができる。短時間の処置を受けながら第4セットまで粘ったが、最終セットを戦いきる体力が残っていなかった。

 「初めての4大大会で相手がトップ10に長年いる錦織が相手だなんて、望んでいた組み合わせではなかった。でもこんな大きいスタジアムで、いい雰囲気で…素晴らしい選手と素晴らしい試合ができた。2時間以上の試合をした経験がなかった。暑くて風がなくて、蒸し暑く感じて呼吸が苦しかった。今度はもっと長い時間戦えるように体を鍛えてきたい」

 無念さを抱えながら気丈に話した23歳。錦織は「内容的にはトップ50、30にいてもおかしくないテニスをしていた。強くなりそうな気がする」と賛辞を送った。

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