土井みなみ、現役最後の試合を終えるも涙はなし「すっきりです」

スポーツ報知
現役最後の試合を終えた土井みなみ

◆卓球 全日本選手権第5日(18日・丸善インテックアリーナ大阪)

 女子シングルスで今大会限りで現役を引退する土井みなみ(29)=中国電力=は、5回戦で田中千秋(豊田自動織機)に0―3で敗れた。

 引退を決めたのは昨年9月だった。2016年全日本選手権女子ダブルス準優勝などの実績を残し「自分の中での目標が個人としては結構達成できていたので、そろそろかな」。心残りだった団体戦でも中国電力の主将として、日本リーグ後期大会で創部28年目の初V。プレーオフも制して初の年間総合優勝を果たした。

 最後の大会となった全日本選手権は4回戦で加藤知秋(十六銀行)に4―3で勝利。「接戦でいい試合ができて良かった」。16強入りをかけた5回戦で敗れた瞬間も涙はなく、「楽しくできたかなと思います。いつもは負けたらランク(16強)に入らない。うわってなるんですけど、今はすっきりです」と晴れやかな表情を浮かべた。

 今後は中国電力に残り、卓球を離れて仕事を続ける予定だ。「もう試合に出ることはないですけど、OGとして後輩をサポートしていきたい」と語った。

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