早田ひな、日本のエース・石川佳純の“壁”越えた!初頂点目指す

スポーツ報知
早田ひな(手前)は石川を破りガッツポーズする

◆卓球 全日本選手権第5日 ▽女子シングルス6回戦 早田4―1石川(18日・丸善インテックアリーナ大阪)

 早田ひな(18)=日本生命=が日本のエースの厚い壁を乗り越えた。167センチの長身を生かし、台から下がった位置からでも強烈なボールを打ち込み、バック対バックのラリーでも一歩も引かなかった。昨年の6回戦で敗れた石川佳純(25)=全農=は同じ左利きで、憧れの存在。最後は強烈な3球目攻撃で4―1の勝利を決めると「苦しい場面でも耐えることができた。勝ててうれしいです」と喜びを爆発させた。

 昨年は国際大会で結果が出ず、世界ランクは10位台から43位まで落ち込んだ。だが、伊藤と女子ダブルスを組む中で台上技術の大切さを学び、石田大輔コーチからも「ホームランばかり狙っているが、バントも大事だ」と諭された。

 Tリーグでは国内外のトップ選手と対戦を重ね、開幕から10戦無敗。持ち味のパワーに技術と経験が重なり、進化につながった。同学年の平野、伊藤は全日本優勝を達成済み。「これが最後の目標じゃない」。黄金世代を形成する早田は、2人に続く頂点を見据えた。

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