「勝っていても怖かった」大学生ペアが決勝で感じたダブルスV張本組のすごさとは

スポーツ報知
男子ダブルス決勝で敗れた松山祐季(左)、高見真己組

◆卓球 全日本選手権第6日(19日・丸善インテックアリーナ大阪)

 男子ダブルスの決勝では惜しくも準優勝に終わった松山祐季(20)、高見真己(19)=ともに愛工大=組が、優勝した張本・木造組を最後の最後まで苦しめた。第1ゲームを11―9で先取。続く第2ゲームは7―11で落としたが、第3ゲームを11―5で取り返した。第4ゲームを5―11で落として2―2で迎えた最終ゲーム、ジュースに突入するほどの激しい打ち合いを繰り広げたが、最後は張本組の気迫に屈する結果に終わった。

 一時はリードする展開だったが、あと一歩のところで優勝を逃し、松山は「あっちは勝ってもともとなので場慣れしていた。だからこっちが勝っていても怖かった。あと一歩のところまで追いつめたのに悔しい」とうなだれた。最後は自分たちのミスで終わる結末に、高見も「最後は意識したつもりはないけど、凡ミスが出るってことはメンタルの弱さがあった」と敗因を分析した。それでもシングルスでともに4強入りしている張本組相手に、大健闘を見せ「思い切っていくことはできた」と松山。手応えと反省を手土産に、また1から鍛え直す。

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