14歳木原、最年少Vならず 美誠に完敗「変なボールが多くてやりづらかった」

スポーツ報知
伊藤美誠(右)と女子決勝で戦う木原美悠

◆卓球 全日本選手権第7日(20日・丸善インテックアリーナ大阪)

 木原美悠(14)=エリートアカデミー=が決勝で伊藤美誠(18)=スターツ=に1―4で敗れ、準優勝に終わった。第1、2ゲームを取られたが、第3ゲームでは3―9から8連続得点でゲームを奪うなど、意地も見せた。しかし第4ゲームでは見せ場がないまま5―11で落とし、最年少優勝ならず。「伊藤選手のボールは回転量が多くて、変なボールが多かった。やりづらかった。自分はサーブが得意ではあるけど、どうしたらいいか分からなかった」と今大会3冠を獲得した女王にお手上げ状態だった。

 それでも14歳ながら決勝に進出と、今大会で強烈なインパクトを残した。決勝進出を目標にしていたジュニア女子では惜しくも準決勝で敗れたが、一般の部で平野美宇=日本生命=を撃破するなど快進撃を続け、決勝の舞台にたどり着いた。まさにシンデレラストーリーとなった今大会を振り返り「全日本が始まるまでは決勝に来られるなんて予想してなかった。ジュニアでは悔しいけど、一般では良い成績を残せたので充実かな」と爽やかに笑った。

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