富士学苑女子、新体制で2年ぶりV…昨年末、前任監督が体罰発覚で解任

スポーツ報知
2年ぶりに優勝した富士学苑

◆バスケットボール 関東高校新人山梨県大会最終日 ▽女子決勝リーグ 富士学苑94―58日本航空、富士学苑76―69韮崎(20日、緑が丘スポーツ公園体育館)

 男女各上位4校による決勝リーグが行われ、女子は富士学苑が、韮崎との全勝対決を制し、19日の吉田戦と合わせて3勝全勝で2年ぶり16度目の優勝を飾った。

 昨年12月、前任の男性監督(63)が部活動中に複数の部員に体罰をしていたことが発覚し、解任となった。騒動を乗り越え、渡辺康弘新監督(32)のもとでの初の大会で結果を出した。

 韮崎には昨年、夏の高校総体も冬の選手権(ウィンターカップ)も県の決勝で敗れていた。宿敵との対決で、得意の3点シュートを4本決めるなど、チーム最多29得点を挙げたポイントガード・山本玲愛(2年)は「色々なことがあったけど、韮崎に勝つんだという強い気持ちで練習してきた」と、リベンジを果たし、声を詰まらせた。

 男子1位の日本航空と2位の日川、女子1位の富士学苑と2位の韮崎は関東新人大会(2月9日開幕、千葉)に出場する。

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