ハンド宮崎「変わりますよ、僕」走れる体へ7キロ減目指す

スポーツ報知
宮崎大輔

 ハンドボール男子の世界選手権で最下位の24位に終わった日本代表が22日、開催地のデンマークから成田空港に帰国した。2017年に2年ぶりに代表復帰し、久々の世界選手権となったベテランの宮崎大輔(37)=大崎電気=は「スペインなど強豪国といい勝負が出来たことは収穫。今の世界はボール回しが違う。基本の基本をやっていかないと。チームに戻って、個人の力を上げていきたい」と、個の力の向上を課題にあげた。

 開催国枠で東京五輪出場が決まっている男子ハンドボールは、88年ソウル大会以来32年ぶりに五輪の舞台に立つ。39歳での初の五輪出場を目指す宮崎は今年のテーマに「変化」を掲げた。「変わりますよ、僕」とニヤリ。ダグル・シグルドソン監督の元、センターからサイドにポジションを変更した。必要な体も変わってくる。「センターと比べると相手とぶつかることも少ない。サイドなので走れるように、5キロから7キロ体重を落としたい」。174センチ、77キロの筋骨隆々ボディーを70キロまでスリム化するプランを明かした。

 すべては五輪のコートに立つためだ。伸び盛りの若手との代表争いを勝ち抜かねばならない。「今のままじゃいけない。危機感がある。宮崎大輔がコートに立っている方がいいと言ってもらえるように頑張りたい」と意気込んだ。12月中旬から無休でハンドボール漬けの日々を送ってきた。29日に開幕する日本選手権に向けて、帰国翌日の23日から所属チームの合宿が始まる。「本当は今日焼き肉を食べたかったけど、明日に備えてやめます」。2020年へ、最高の宮崎大輔を作り上げていく。

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