大坂なおみ、世界ランク1位!4大大会連続Vでアジア勢初快挙「大きな目標だった。次の大会でも勝ちたい」

スポーツ報知
大坂なおみ(ロイター)

 テニスの女子シングルス世界ランキングが28日発表され、全豪オープンで優勝し18年の全米オープンに続く4大大会連続優勝を達成した大坂なおみ(21)=日清食品=が、全週4位から順位を上げ男女通じてアジア勢で初めて1位となった。

 大坂は「大きな目標だった。ゴールではないので、次の大会でも勝ちたい。次の大会に出るとき、1位の横に自分の名前があったら何か感じるかもしれない」とコメントした。

 26日に行われた決勝で、ペトラ・クビトバ(28)=チェコ=をフルセットで下し、ツアー通算3勝目を挙げた大坂は、14~15年のセリーナ・ウィリアムズ(米国)以来の快挙を達成した。

 優勝から一夜明けた27日は、米ブランド「クシュニー」のカラフルで中央のファスナーが印象的なワンピース(約20万円)を身にまとい、メルボルン郊外のブライトン・ビーチで記念撮影に応じ、何をしたいか聞かれると「寝たい」と答えていた。

 生涯獲得賞金はプロ転向7季目で、日本女子で初めて1000万ドル超えの約11億6334万円。1968年のオープン化以降、4大大会女子で初優勝からの連続Vは2001年全豪、全仏覇者のジェニファー・カプリアティ以来6人目の快挙となった。

 ◆テニスの世界ランキング 1年間の成績をコンピューターで集計し毎週発表される。男子が1973年、女子は75年から導入された。女子は最大16大会の結果を反映。大会の格付けによりポイントが異なり、4大大会の優勝は最大の2000点が得られる。大坂も昨季出場した上位者だけで争うWTAファイナルは特別に17大会目として得点が加算される。現在の制度前は識者が順位をつけ、33年に男子の佐藤次郎が3位を記録した。

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