篠原信一さん、Bリーグ初代MVP&得点王ファジーカス・ニックに突撃体験リポート「生き物として完敗です」

スポーツ報知
格好よくダンクシュートを決める篠原信一氏。実は台に乗っています

 元柔道五輪メダリスト・篠原信一さん(46)の突撃リポート第3弾はバスケットボールだ。Bリーグの初代MVP&得点王で、日本代表センターのファジーカス・ニック(33)=川崎ブレイブサンダース=が大歓迎してくれた。190センチ、105キロの篠原さんもタジタジの210センチ、111キロが手ほどき。ド素人にはS級難度の夢プレー「ダンクシュート」も、即席体験させてくれた。(取材・構成=小河原 俊哉、小林 玲花)

 ゴール下の魔術師―。そうです! 私、篠原信一は、小学生時代は自分のことをそう思っておりました! 常にゴール下にいましたから。え?「篠原、バスケ経験は長かったのか?」。はい。授業だけです(汗)。まぁ“エア冗談”ってことで(大汗)。小学生以来のバスケとあっさりバレましたが、任せてください! 見せますよ! 華麗なるボール回しを! 華麗なる空中戦を!(関節ポキポキ)

 自分よりサイズの大きい選手は、「柔道の現役時代以来やね」と篠原さん。19日に富山県で行われたBリーグ・オールスター戦の余熱を残すファジーカスと、川崎のコートで“山脈対決”に血気盛んに臨んだが、初対面では「数十年ぶりに人を見上げたわ…(汗)」。

 ファジーカス(ファ)「コンニチワ(にやにや)」

 篠原さん(篠)「ど、どデカイ…。負けたわ(涙)」

 210センチ、111キロ。悠然とそびえ立つファジーカスを前に190センチ、105キロのサイズと態度の大きさが自慢だった篠原さんもタジタジ。足のサイズは2センチも大きい33センチ! 手のひらも圧倒された。

 篠「久しぶりに見下されました。生き物として完敗です(大汗)」

 パスやドリブルと並ぶバスケの醍醐(だいご)味がシュート。高さ305センチ、直径45センチのリングに直径24・5センチ、重さ650グラムのボールを入れて得点となる。

 篠「スポッと入った時がカ・イ・カ・ン」

 しかし、すぐに「めっちゃ、リングに嫌われてるわっ!」とイライラ。ここでBリーグ初代得点王が、「まずは持ち方からだね」と、神の手ほどきをしてくれた。両手で「T」の形を作り、右利きは右手首のスナップを利かせてフォロースルーをしっかりと。左手はフィニッシュで動かさないと教えられ…。すると、5投目でスッポリ! 「ナ~イス!」と褒められ、篠原さんも大はしゃぎだ。

 5・8メートルのフリースローより難しい、3得点の3点シュートは6・75メートルと、さらに遠距離。リングにボールが届かず歯ぎしりが止まらない。

 ファ「プロでもスリーポイントの成功率は35~40%だし、打てない選手がいるんだよ」

 篠「その気遣い、心のリングに入りました(感涙)」

 ファジーカスの真骨頂のプレーだ。シュートのこぼれ球をつかみ、「リバウンドを制する者がゲームを制す」と言われるほど重要な技術。

 ファ「そのコツは?」

 篠「リバウンドって体重が増えちゃうヤツでしょ!? コツって、食い過ぎないこと…だよね?」

 ファ「…。基本中の基本はボールの落下位置を予測すること。体が大きいのは有利だし、その点では元柔道王の篠原さんのサイズはイイね!(サムアップ)」

 篠「うむ!(ドヤ顔)」

 さて体験。NBAや日本代表で活躍するリバウンド技術はすさまじかった。ゴリゴリと圧力をかけられ、ボールに手が全く届かない。あえてボールを取らせてもらうと、その後のプレーでは覆いかぶさるような圧力をかけられた。

 篠「こ、こ、これが、リバウンドかい!? こんなんゴリゴリされたら、激ヤセしてまうがな(泣)」

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