【Tリーグ】神奈川・石川佳純がリーグ最多出場へ「試合を繰り返してレベルアップ」

スポーツ報知
第2試合で快勝した神奈川・石川佳純(Tリーグ提供)

◆卓球 Tリーグ 神奈川2―3日本ペイント(10日、横浜文化体育館)

 木下アビエル神奈川の石川佳純(25)が、女子で最多試合出場を記録する可能性が高まった。10日の試合後、今後の出場予定について「16(日本生命レッドエルフ戦)、17、19日(ともに日本ペイントマレッツ戦)に出ます」と明かした。22日の日本生命戦は欠場する見込み。

 石川はここまでシングルス(延長戦含む)でリーグ最多の19試合に出場している。残り3試合でシングルスに1度ずつ出場すれば22試合に到達。逆転の可能性があるのは2位の神奈川・袁雪嬌(15試合)、3位の日本ペイント・李皓晴(14試合)。袁が23試合、李が24試合まで伸ばすことが可能だが、チームの残り試合すべてでシングルス、延長戦ともに起用されることが条件となる。

 石川は10日の日本ペイント戦ではシングルスと延長戦に出場した。ともに加藤美優と対戦。第2試合は会心の内容で3―0で勝利し「加藤選手も強いので、厳しい試合になると思って準備していた。すごくうれしい」と喜んだが、約1時間後に1ゲーム先取の延長戦で再戦。相手の戦術転換への対応に苦しみ、7―11での敗戦に「1回目の時はバックに集めてきていたのが、ミドルにゆっくり集めてきて。分かっていたけど、思い切って回り込んで打てなかった。ちょっと守りに入ってしまったかな」と反省を浮かべた。

 ただ、Tリーグで誰よりも試合を重ねる中で成長は実感している。「特に先週から今週は、いい練習ができたなと自分自身で感じる内容だった。試合を繰り返してレベルアップしていきたい」。石川は個人成績7部門のうち、試合出場数や勝利数(15勝)など5部門でトップに立つ。チームのファイナル(3月17日、両国国技館)進出は決定しているが、残り3試合で数字をどこまで伸ばすか、注目だ。

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