リーチ主将“個別指導のトライさん”自覚を植えつける！

　ラグビー日本代表候補の強化合宿は１８日、東京・町田市内で第３クールを開始し、先週に欧州視察を終えて合流したジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ（４９）が初指導を行った。基礎体力の底上げがメインだった先週からギアを上げ、ＦＷ前列５人によるクイックパスなど高度なスキル練習も始めた。

　リーチ・マイケル主将（３０）＝東芝＝は“個別指導のトライさん”となって、選手一人一人と面談し代表の自覚を植えつけると宣言。「今週から早速始める。『ＯＮＥ　ＴＥＡＭ』の精神を話す」と語った。

　練習前のミーティングでは指揮官から欧州視察の報告を受け、今後の強化合宿にイングランドやスコットランドの練習を取り入れるなどの説明も受けた。リーチは、長時間練習だった１５年大会のエディー・ジャパンを振り返り、「ジェイミーにはショートハード（短期集中型の練習）を求めた」と話した。

　トップリーグ・神戸製鋼で今季の優勝に貢献した元ニュージーランド代表ＳＯダン・カーター（３６）が、前所属のフランス１部ラシン９２に期限付きで復帰することが１８日、分かった。神鋼の福本正幸チームディレクターは「期限など契約の詳細は明かせない」とした上で、「来季のトップリーグ開幕（２０年１月）までには神鋼に戻って来る」とした。現在シーズン中のラシン９２が２月に獲得の緊急オファー。負傷などを懸念した神鋼との間で交渉が行われ、ここ数日で話がまとまった。カーターは代表キャップ１１２。Ｗ杯に４度出場し、１５年大会で２連覇に貢献。今季から２年契約で神鋼入りしている。