【Tリーグ】彩たま・吉村真晴が意地の勝利でファイナル進出に望み

スポーツ報知
延長戦を制し、笑顔の彩たま・吉村真晴(Tリーグ提供)

◆卓球Tリーグ男子 彩たま3―2琉球(19日・高砂市総合体育館)

 3位のT.T彩たまが3―2で4位の琉球アスティーダを下し、4試合ぶりの勝利を挙げた。負ければ上位2チームで初代王者を争う3月17日のファイナル(両国国技館)進出の可能性が消えた一戦で踏みとどまった。

 主将の吉村真晴の意地が光った。マッチカウント2―1とリードした第4試合では丹羽孝希に1―3で敗れたが、坂本竜介監督は1ゲーム先取の延長戦に再び起用。期待に応え、荘智淵(台湾)に11―9で競り勝った。吉村は風邪や腰痛などコンディション不良でベンチ外やメンバー外が続き、この日は昨年12月10日以来の出場だった。

 チームは2位・岡山リベッツとの勝ち点差を7に縮めた。ともに残り2試合。直接対決はなく、逆転には勝ち点4を獲得できる4―0勝利を含む2連勝が必要と厳しい状況だが、望みはつながった。奇跡の逆転に向け、主将の復調は明るい材料となりそうだ。

スポーツ

×