【Tリーグ】東京、男子一番乗りでファイナル決定…彩たまの結果で2位以上確定

スポーツ報知
Tリーグ男子順位表

◆卓球Tリーグ男子 彩たま3―2琉球(19日、高砂市総合)

 男子の木下マイスター東京が、上位2チームで初代王者を決めるファイナル(3月17日、両国国技館)進出を決めた。高砂市総合体育館などで2試合が行われ、3位のT.T彩たまが3―2で琉球アスティーダを下したが、残り2試合で東京を上回るために必要な勝ち点4(4―0勝利)は獲得できず。

 東京が男子一番乗りでファイナル切符を手にした。この日は試合がなかったが、残り2戦で3位の彩たまとの勝ち点差が9となり2位以上が確定。昨年の世界選手権代表5選手のうち4選手が参戦したチームは水谷隼、張本智和の2枚看板を軸に開幕から一度も首位を譲らず、12勝7敗で勝ち点40を積み重ねた。

 直近の9試合は6敗と足踏みしたが、邱建新総監督は前半戦の優位を生かし、出場試合数の少なかった大島祐哉、田添健汰、途中加入で元中国代表の侯英超らを積極的に起用。ダブルスの組み合わせを模索するなど「リードがあるので、今負けてもあまり気にしていない。ファイナルでどう戦うかが大事」と、先を見据えた采配を貫いた。

 東京は昨年10月24日に両国国技館でリーグ開幕戦を戦い、歴史的な1勝を挙げている。ファイナルの舞台も同じ両国国技館。経験豊富な水谷にとっても「今でもあの一戦は鮮明に覚えている。あそこで卓球をすることはものすごく特別だと感じた」と思い出深い場所だ。V候補の本命が、満を持して“聖地”に戻る。

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