【Tリーグ】東京が1位通過…水谷が逆転勝ち「何で勝ったか分からないぐらい集中できた」

スポーツ報知
1位通過を決め、喜びを爆発させた東京・水谷隼(Tリーグ提供)

◆卓球Tリーグ男子 東京3―2岡山(23日・アリーナ立川立飛)

 アリーナ立川立飛などで2試合が行われ、男子は木下マイスター東京が3―2で岡山リベッツを下し、勝ち点43でレギュラーシーズン1位通過を決めた。水谷隼(29)が1ゲーム先取の延長戦で林鐘勲(22)=韓国=を15―13で破った。両チームは3月17日に初代王者を争うファイナル(両国国技館)で激突する。女子は日本ペイントマレッツが3―1でTOP名古屋に勝利。日本ペイントは3位、名古屋は4位が確定した。

 東京が大黒柱の活躍で1位を確定させた。水谷は第2試合、ゲームカウント0―2から大逆転。さらに1ゲーム先取の延長戦では2―7から怒とうの追い上げを見せ、15―13で熱戦に終止符を打った。「本当に苦しい試合。負けを覚悟したんですけど、自分でも何で勝ったか分からないぐらい集中できて、最後はいい結果が出せた」。ファイナルでも激突する岡山に競り勝ち、両手を突き上げた。

 張本智和の復調も明るい材料だ。直近はシングルス2連敗。「勝利への執念がなかった。プレーにも迷いがあった」と猛省した。周囲から叱咤(しった)も受け、この日は吉村和弘との世界選手権代表対決に3―0で完勝。ファイナルに向けても「リーグもファイナル全部勝って優勝したい」と決意を新たにした。二枚看板のそろい踏みで前哨戦を制し、ファイナルにも弾みを付けた。(林 直史)

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