美宇は３位に手応え「思ったより成果出た」

◆卓球ジャパントップ１２兼世界選手権日本代表選考会最終日（３日、カメイアリーナ仙台）

　女子の３位決定戦で平野美宇（１８）＝日本生命＝が、加藤美優（１９）＝日本ペイントＨＤ＝を３―２で下した。１月の全日本選手権では５回戦で敗退し、出直しを図ってきた。「全体的に一から見直した。今回思ったより成果が出たので続けていきたい」と、手応えを得た。

　準決勝では全日本女王の伊藤美誠（１８）＝スターツ＝に３―４と敗れた。序盤から３ゲームを続けて奪われる厳しい展開。そこから３ゲームを取り返し、見せ場をつくったが、伊藤が第７ゲームで使った投げ上げのサーブでペースを乱され、振り切られた。「最後は少し自分が少し消極的になってしまったのと、いろんな戦術を持っていてさすがだなと思った」と伊藤の“奥の手”には脱帽した。

　ただし、「最近の自分は相手に関係なく崩れてしまう。あっちの戦術に乗らないように整理できて、（３ゲームを）取り返せたのはよかった」と、劣勢の中で得た収穫を３位決定戦につなげた。