【Bリーグ】秋田NH、守備崩壊 連勝逃し残留へ危機感

スポーツ報知
シュートを打つ秋田・下山大

◆B1リーグ第25節 大阪88―73秋田ノーザンハピネッツ(3日・ナイスアリーナ)

 秋田ノーザンハピネッツは大阪エヴェッサに73―88で完敗し、連勝を逃した。不本意な動きに終始したチームに、ジョゼップ・クラロスヘッドコーチ(HC、50)は警鐘を鳴らした。

 残り18試合、このままではダメだ。険しい表情のクラロスHCが「すごく危機感を持っている。常にDFを40分間意識しないと勝てない」と言い放った。70―55で7戦ぶりに勝った2日の試合から一転、DF面が“崩壊”。ドリブルで簡単に抜かれたり、相手にオフェンスリバウンドを18本も奪われて連続攻撃を許すなど、「勝ちに値する努力をしていなかった」とクラロスHCは嘆いた。

 現在東地区5位、リーグ全体では残留プレーオフ圏(15―18位)までギリギリの14位。負けられない試合が続くなか、守備意識を強く持たなければ白星をつかめないのだ。3点シュートを4本すべて成功するなど、チーム最多タイ16得点のシューティングガード下山大地(29)も、「DFでは貢献できなかった。HCが求めるDFを全員が体現できるようにしたい」と修正点を挙げた。B1残留へ、悩み苦しみながらもチーム全体で一歩ずつ前へ進む。(有吉 広紀)

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