【Vリーグ】東レ、下克上でファイナル3進出 鈴木、JT戦へ「勝って次を目指したい」

スポーツ報知
ジャンピングサーブを放つ鈴木

◆バレーボールVリーグ ファイナル6 東レ3―2堺(24日・東京都大田区総合体育館)

 男子最終日で東レが3―2で堺を下し、ファイナル3進出を決めた。1―1の第3セットに鈴木悠二(32)=聖隷クリストファー高出=がサービスエースを決めるなどし3位以内を確定。リーグ戦は5位ながらファイナル6を3位で通過。30、31日にファイナル進出をかけ同2位・JTと対戦(川崎・とどろきアリーナ)する。

 東レが下克上でファイナル3進出を決めた。1―1で迎えた第3セット。22―21の場面で投入された鈴木がサービスエース。2セット目獲得に繋がり、勝ち点1以上が確定。試合終了を待たずにサントリーを抜いてファイナル3進出を決めた。

 静岡出身者が活躍した。最終セット。伏見大和(27)=清水桜が丘高出=が12―10の場面でスパイクを決め勝利に導いた。小林敦監督(45)は「鈴木も伏見が重要な場面で落ち着いてプレーしてくれた」と賞賛。接戦を制して、もぎ取った白星だった。

 レギュラーラウンドは5位。事前に与えられた勝ち点はわずか1だった。ファイナル6初戦も落とし、迎えた2戦目(16日)パナソニック戦。レギュラーラウンド1位の相手を3―1で撃破し、「自信が生まれた」と指揮官。厳しい状況から最後は3連勝で締めた。

 ファイナル3で戦うJTは、ファイナル6初戦に2―3で敗れた。鈴木は「勝って次を目指したい。そしてパレードしたい」。2年ぶりのリーグ優勝へ、勢いと自信を手にした東レが、まずはリベンジを果たす。(山田 豊)

 ◆Vリーグ・ファイナル レギュラーラウンドの順位によりあらかじめ勝ち点が与えられた上位6チームで、1回戦方式のリーグ戦「ファイナル6」を行う。その結果での2、3位が「ファイナル3(2回戦方式)」を行い、勝者は1位との「ファイナル(2回戦方式)」に進む。

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