比嘉大吾、JBCが無期限資格停止処分 減量失敗に「厳罰」

2018年4月26日7時0分  スポーツ報知
  • 比嘉大吾

 日本ボクシングコミッション(JBC)は25日、体重超過で王座を剥奪された前WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(22)=白井・具志堅スポーツ=にボクサーライセンス無期限停止処分を下したと発表した。制裁金としてファイトマネー相当額の20%を徴収し、復帰する場合に1階級以上転級させることを義務付けた。停止処分の解除は、定期的なコンディションの管理報告などを受け、総合的に勘案して決定する。

 世界戦で日本人初の計量失敗となった比嘉に厳罰が下された。24日に比嘉陣営から減量方法などに関する報告書が届き、JBCは25日の倫理委員会で処分を協議。永久追放となるライセンスの「剥奪」の次に重い「無期限停止」となった。

 制裁金としてファイトマネー相当額の20%の徴収に加え、階級変更命令を出すのは異例。管理責任として、所属ジムの具志堅用高会長、野木丈司トレーナー、瀧田通子マネジャーは戒告処分となった。JBCの安河内剛事務局長は「ボクシング界に与えたダメージは大きく、懲罰の意味があって処分が重くなった」とした。

 比嘉は15日の試合後に病院へ直行し、約11キロの減量で腎臓などにダメージを負って入院。数日で退院して食事を取れるまで回復したが、練習再開など今後のめどは立っていない。「精神的なケアも必要。今後の回復具合を見て、比嘉選手を交えてジムと会う必要がある。どういう方向性でいくかも、今は不透明」と同事務局長。同じ事態を招かぬよう今後の計画を聞き、医師の診断など、健康状態の報告を受けてから処分解除を検討する。

 沖縄出身の比嘉は日本タイの15戦連続KO勝ちを記録していたが、3度目の防衛戦となった15日の世界戦前日の計量でリミット50・8キロを900グラム超過。当日計量はリミットを600グラム下回る54・7キロでパスしたが、試合は挑戦者のクリストファー・ロサレス(23)=ニカラグア=に9回TKO負けした。白井・具志堅スポーツジムは「処分を厳粛に受け止め、選手の健康管理等を徹底する所存です」などと謝罪コメントを発表した。

 ◆比嘉の体重の経過

 ▽4月14日・前日計量 フライ級のリミット50.8キロを大きく上回る51.7キロ。

 ▽同14日・再計量 2時間の猶予が与えられたが、制限時間30分前に具志堅会長がギブアップを宣言。

 ▽同15日・当日計量 午前8時に行われ、リミットはフライ級の50.8キロから4.5キロ増の55.3キロに設定。54.7キロでパス。

 ▽同15日・試合前計量 相手のロサレスを600グラム上回る56.4キロで試合へ。

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