JBC本部が関西事務局長を解任か、井岡弘樹・西日本協会長らが抗議の会見

スポーツ報知
西日本ボクシング協会で会見した井岡弘樹会長(左)ら同協会幹部

 プロボクシングの試合などを統括する日本ボクシングコミッション(JBC)の関西事務局・岡根英信局長(70)が、JBC本部から15日限りでの退任を通達されていることが5日、分かった。岡根局長は「5月末に秋山(弘志)理事長から告げられた。リストラと解釈している」とする。まだ内示の段階だが、事実上の解任劇に、岡根局長を支持する関西事務局所属のレフェリー陣には7月後半以降の業務をボイコットする動きも出始めた。仮にボイコット敢行なら、東京など他地域から複数のレフェリーが試合の度に出張することになり、移動費や宿泊費など西日本地区の興行主の負担が増える。

 この事態に、岡根局長の続投を望む西日本ボクシング協会の井岡弘樹会長、枝川孝副会長ら幹部がこの日、大阪市内で会見。西日本の64ジムを束ねる井岡会長は「(今回の人事に)JBC本部から何の連絡もなかった」と怒り心頭。枝川副会長は「まずは不安になる。今までJBC関西事務局長と連携を取り、西日本のボクシング発展に努めてきた。今後、関西事務局長を置かないとの情報もある」と突然の“トップ更迭”の動きに困惑する。

 西日本協会は近日中に、JBC本部へ抗議文を送る方針。今後の西日本地区での興行開催が円滑に進むのか、不安は残る。

スポーツ

×